在留資格とは?外国人の日本滞在に必要なルールを行政書士が解説
- mail79355
- 6月11日
- 読了時間: 3分
在留資格とは?簡単に言うと「日本で何をしていいか」の許可
「在留資格」とは、外国人が日本に滞在する目的に応じて与えられる法的なステータス(資格)のことです。いわば、「何を目的に日本にいるのか?」「どんな活動ができるのか?」を定めるルールのようなものです。
たとえば、
日本で働くために来た人は「技術・人文知識・国際業務」や「技能」など
日本人と結婚した人は「日本人の配偶者等」
日本で会社を経営する人は「経営・管理」
学校に通う人は「留学」
といったように、それぞれの目的に合った在留資格を取得しなければなりません。
「ビザ」と「在留資格」は同じ意味ではない?
よく混同されるのが「ビザ」と「在留資格」の違いです。
ビザ(査証):日本に入国するための“入場券”のようなもの。出国前に日本大使館などで取得します。
在留資格:実際に日本に滞在して活動するための“許可”です。入国後に出入国在留管理庁の審査で与えられます。
つまり、ビザが“入国前の通行許可”、在留資格が“滞在中の活動許可”と覚えるとわかりやすいでしょう。
在留資格の主な種類と特徴
在留資格は現在30種類以上あり、大きく次の3つに分けられます:
1. 就労系
特定の職業に従事することを前提とした資格です。
技術・人文知識・国際業務
技能
特定技能
介護 など
2. 身分・地位に基づく在留資格
活動制限が少なく、幅広い職種での就労が可能です。
日本人の配偶者等
永住者
定住者
3. 非就労系
原則として就労できないが、資格外活動許可で一部可能になります。
留学
文化活動
家族滞在
行政書士ができること:在留資格手続きの専門家
在留資格の取得、更新、変更、永住申請など、外国人にとって複雑な手続きをサポートできるのが行政書士です。
書類の作成
理由書や補足説明の作成
出入国在留管理庁への提出代行
難しいケースの対応やアドバイス
行政書士は、本人の代わりに手続きを行う「申請取次資格」を持つ場合も多く、出入国在留管理局への本人同行が不要になるメリットもあります。
よくある失敗と注意点
申請時のよくあるミスやトラブルには次のようなものがあります:
記載ミスや書類不足:審査で不許可になる原因に
事実と異なる記載:虚偽申請と見なされることも
更新期限の管理ミス:オーバーステイで重大な影響
これらを避けるには、正しい知識と事前準備が不可欠です。行政書士のサポートを受けることで、安心して手続きを進めることができます。
まとめ:在留資格は人生を左右する大切な制度
在留資格は、外国人が日本で安心して暮らすための「法的な居場所」を示すものです。取得・更新・変更などを正しく行うことが、日本でのキャリアや生活の安定につながります。
行政書士乾事務所では、外国人の方や外国人を雇用する企業に向けて、在留資格に関するあらゆる相談・手続きをサポートしています。初回相談は無料です。お気軽にご連絡ください。
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